タイ居住経験者が見るバレーボール世界最終予選 日本vsタイ
海外居住経験者がスポーツ観戦するときに遭遇するジレンマ
私、たった数ヶ月ですがタイはバンコクに住んでおりました。
その数ヶ月間は、会社の人をはじめ街角のおばちゃんまで、本当にた〜〜〜くさんのタイの方々にお世話になりました。
これまで、日本人が世界で一番優しい人種だと思っていたけれど、同じくらいタイの人もめちゃくちゃ優しい。。。(涙)
そんな訳ですっかりタイ好きに!!
そんな折、仕事から帰ってふとテレビをつけると、
リオ五輪に向けた女子バレーの世界最終予選『日本 VS タイ』が始まろうとしていました。
そんなタイ好きが、日本VSタイの試合を見るとどうなるのか?湧き上がった感情を時系列に並べて振り返ってみたいと思います。
1. どっちを応援すりゃいいんだ?
これまでに経験しなかった感情が突如湧き起こる(笑)
これまでは当然、日本を応援するまでだったのに、どちらを応援すれば良いのか悩んでいる自分がいる・・・笑
タイはバレーボールで初めてのオリンピック出場がかかっていて、一方、日本もこの試合に負けるとオリンピック出場が危ぶまれる。
うーーーん・・・悩む。
(30数年日本人をやってきてくせに、なんで悩むのか自分でも不思議(笑))
2. タイチームがワイをしている姿を見て萌える
タイの象徴的なカルチャーの一つの「ワイ」。
タイと言えばのあのポーズ。両手を合掌するやつね。
試合前の選手紹介の時や、選手交代でコートから出る時、タイ人選手はワイをしている。
おぉーーー、なんか萌える!!!
こんな礼儀正しいところ見せられたら、ますますタイを応援せざるを得ない。
3. タイに点が入るとなんだか嬉しい
なぜかタイが点を決めた時の方が、嬉しい自分がいる。
自然と湧き上がるこの感情。好きに理由はいらない。
4. マイペンライに萌える
試合中「ドンマイ!」みたいなシーンで、タイ人選手達が、
「マイペンライ!」と声を掛け合っている姿に萌える。
マイペンライはタイにいると必ず1日に1回は聞く言葉。
It's OK! や Don't worry! みたいな意味らしい。
ちなみに、マイペンライには中毒性があり、日本に帰国してからもつい使ってしまうタイ語の1つであるので注意。それくらい便利で、よく使う言葉。頻出単語。
5. 散々タイを応援していたくせに、いざ日本が負けそうになると焦る
試合はフルセットへ突入。
昨日の試合は、素人目から見ても実力ではタイの方が勝っていた。
このままいくと日本は負けそうな気がする・・・となった途端、ようやく自分の日本への愛国心に気づくw
ちょ、ちょ・・・やっぱ負けると困る!! みたいな。
試合結果
昨日は、まさかのレッドカードが2枚も出てしまい、タイの負け。
後味の悪い結果となってしまいました。。。
一生懸命頑張っていたタイの選手達が本当にかわいそう。
4年間の努力が棒に振られる訳ですからね。私ももの凄く悲しかった。
結論
タイに限らず、海外に住んだことがある人、ハーフなどで自分のルーツが海外にある人、国際結婚している人たちは、誰しもがこういう経験をしているはず。
今回の試合を通して、自分がまさかここまでタイ好きになっていると気付かされました。